三声のダイアトニックコードその5〜第十九回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。


メジャーキーでのダイアトニックコードとそのコード機能、皆さん理解出来て居ますでしょうか?ロック等ギターミュージックの好きな方はシャープ系、ジャズ等管楽器中心の音楽が好きな方はフラット系のキーが多く必須ですので何度も繰り返し理解していって下さいね。また、慣れてきたら苦手なキーもしっかりと。


今回はそのダイアトニックコードを使って実際のコード進行を見てみましょう!


では、まずはCメジャーキーから!


Cメジャーキーのダイアトニックコードとそのコード機能は、


C トニック

Dm サブドミナント

Em トニック

F サブドミナント

Gドミナント

Am ドミナント

Bdim ドミナント


では、コード進行の例を。


|C  G  |Am  Em  |F  C  |F  G  |


このコード進行は知っている人も多いのでは?

有名なパッヘルベルのカノンの進行です。これ、このコード進行の応用で出来てるポップスの名曲を挙げだしたらキリがない程多いので必須項目ですよ。


まず、トニックの中でもこのキーの顔であるCから始まって、

一度ドミナントのGで不安定に。

トニックのAmEmを連続させて安定したあと、

サブドミナントのFからトニックのCへと緩やかに解決、

そして最後はFからG、サブドミナントードミナントと不安定コンボ!


いかがですか?

この曲はこのコード進行の繰り返しなので最後サブドミナントードミナントと来たらまた最初のトニックCへと戻って安定するわけです。


お次はAメジャーキー。


A トニック

Bm サブドミナント

C#m トニック

D サブドミナント

E ドミナント

F#m トニック

G#dim ドミナント


コード進行は、


|A      |A      |F#m      |F#m      |

|D      |E      |A      |A      |


こちらはBen E. KingStand by meの進行。


トニックAからスタートしてそのままF#mでトニック継続。

そしてサブドミナントDからドミナントEへと不安定コンボ!

からのAのトニックへ戻って安定。


この曲もこれだけの繰り返しなんですよね。でもバッチリと安定ー不安定のサイクルが出来てますよね。


もう1つくらい、今度はBメジャーで。


B トニック

Cm サブドミナント

Dm トニック

E サブドミナント

F ドミナント

Gm トニック

Adim ドミナント


コード進行は、


|B      |Dm  Gm  |B  F  |B      |


これはビートルズ、オブラディオブラダのサビ部分。


トニックBからDmGmとトニックが続き安定したまま、

改めてトニックBから

ドミナントFで不安定になって

Bでトニックに戻る。


トニックばかりですが笑、ちゃんと締めるところは締めるとばかりに要所でドミナントFを持ってきてますね。


こんな感じで曲の物語は起伏があって進んで行くわけですね。


しかし何より大事なのはコードがどういう機能か以上にそれを超える美しいメロディがあるかどうかですからね。


皆さんも気になった曲を分析したり、実際に作曲してみたりしてみて下さいね。


では、また次回をお楽しみに。


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